急に部屋に閉じこもるようになった。やり場のないイライラを八つ当たりされる。それぞれ異なる思春期の子どもに、その時感じる親の怒りの感情もそれぞれ。振り回されないためにはどうしたらよいのでしょう。一般的に13歳頃から始まるといわれる思春期。個人差も大きく、速い子どもは、11歳前後から思春期が始まることもあるようです。子どもが思春期に入ると「特に何か理由があるわけではなさそうだけど、常にイライラしている」「すぐ自分の部屋に閉じこもる」「一緒に行動することを嫌がるようになった」といった子どもの変化に直面し、戸惑ってしまいますね。思春期は「子どもがこれから生きていく上で大切なことを、考えたり悩んだりしているモラトリアムな時期です。親は、意見や助けを求められたら手を貸す、くらいの距離感でいてもいいのかもしれません。むしろ子どもの心配ではなく、親自身のイライラ・ムカムカする気持ちにどう対処するか? 怒りを爆発させて後悔しないために、私には何ができる? といったほうに意識を向けられるといいですね。自分の感情に向き合うときに重要なことは「具体的に、子どものどんな行動に対してイライラしてしまうのか、細かく分解しながら捉えていくことが大事です。“思春期を迎えた子どもにイライラしている”というように漠然と考えるのではなく、“カバンを玄関に叩きつけるような態度にイライラしている”“質問しているのに返事をしないことにイライラしている”などと、細かくイライラの内容を振り返ってみてください」なぜ具体的に、細かく捉えることが大事なのでしょう?「そうしないと、“怒る・怒らないの境界線を明確にする”ことも、“自分がコントロールできることかどうか判断する”こともできないからです」アンガーマネジメントには3段階あると戸田先生。まずは第1段階。カッと怒りを覚えても、6秒怒りをやり過ごすことで、理性が働く状態にする。次に第2段階。ここまではまぁ許せる/ここからは許せないを考え、「怒る・怒らないの境界線」を明確にする。そして第3段階は、ここからは許容できないという場合にどう行動するのかを、「親の働きかけで変えられること」と「変えられないこと」に分けて判断する。ここで、自分の感情に向き合うときに重要なことを、戸田先生が教えてくれました。「具体的に、子どものどんな行動に対してイライラしてしまうのか、細かく分解しながら捉えていくことが大事です。“思春期を迎えた子どもにイライラしている”というように漠然と考えるのではなく、“カバンを玄関に叩きつけるような態度にイライラしている”“質問しているのに返事をしないことにイライラしている”などと、細かくイライラの内容を振り返ってみてください」なぜ具体的に、細かく捉えることが大事なのでしょう?「そうしないと、“怒る・怒らないの境界線を明確にする”ことも、“自分がコントロールできることかどうか判断する”こともできないからです」アンガーマネジメントには3段階あると戸田先生。まずは第1段階。カッと怒りを覚えても、6秒怒りをやり過ごすことで、理性が働く状態にする。次に第2段階。ここまではまぁ許せる/ここからは許せないを考え、「怒る・怒らないの境界線」を明確にする。そして第3段階は、ここからは許容できないという場合にどう行動するのかを、「親の働きかけで変えられること」と「変えられないこと」に分けて判断する。具体的にイライラの内訳を捉えていくと、“部屋にこもるのは許せるけれど、暴言を吐くことは許せない”のように、怒る必要のあること・ないことの区別がつけられるようになります。そして、たとえば“死ね!”などの人を傷つける暴言やカバンを叩きつけるなどの行為は許容できないとし、これらの行為は子どもとじっくり話せば変えられることと判断するならば、そのためにどう行動するかに取り組みましょう。子どもと話し合うときに、“今起きているあなたの変化を、否定しているわけではない”と子どもに伝われば、子どものほうも耳を傾けやすいのではないでしょうか。 子どもの心が大きく揺れ動く時期。振り回されて疲れてしまう前に、自分のイライラを細かく分解しながら対処していけるといいですね。