ストレスに直面した時、じぶん観察してみると、あることに気づくことがあります。それは「型」があるという事。人それぞれストレス対応の仕方に型があるんです。問題や状況、状態に応じて自分の中にいくつかある型のなかから無意識のうちにそれを使って対処しています。「型」はその状況に応じて適切に選んで使えればいいのですが、実際は自分にとって使いやすい、使い慣れている型を無意識に使ってしまう事が多いのです。「怒る」というのも型の一つで、実は使いやすい「型」なんです。怒りっぽいというのは「怒る状況」にたくさん出会っているのでは無く、「怒る」という行動の選択の回数が多いのです。怒る回数が多いと使っているうちに慣れてしまいそれが楽になって、その人の型になってしまいます。これを感情の「癖」と言います。「怒り」という元々扱いにくい感情がその人にとっては使いやすい感情になってしまうとなかなか変える事ができません。子供の時にこの癖がついてしまうと大人になってもキレる癖が抜けず社会生活で様々なトラブルを引き寄せてしまいます。適切な感情トレーニングは子供のうちから癖になってしまう前に教える必要がありますね。