アンガーマネジメントを始めた人から相談がありました。「先生、こういうケースは怒っていいのでしょうか?」正解を求めているのでしょうが、どちらの「べき」も正解ですので理性が働いている時にアンガーマネジメントを思い出して自分で決めてくださいと伝えました。唯一伝えたのは「怒っていいか悪いか」ではなく、「怒る必要があるかないか」です。アンガーマネジメントコンサルタントは答えを出しません。自分で決断できるようにサポートするだけです。自分の怒りは自分でしか解決できません。アンガーマネジメントは怒ってはいけないことではありません。怒ることと怒らないことを自分で線引きすることから始まります。怒ると決めればルールを守って怒ってもよいのです。なぜなら後悔しないから。後悔するかもと思えば怒らないでください。大切なのはその判断を自分ですること。できるようになること。その部分を人に委ねたらそれは自分でアンガーマネジメントできていませんし、もしうまくいかなかったら、その人のせいにして怒りが湧くでしょう。怒りの対象が増えるだけで本末転倒になってしまいますね