小学校低学年頃までの子どもは言語能力が未発達なので、絵を描くなどの遊びを通じてアンガーマネージメントを行なうのがよいです。たとえば、子どもに「怒っているときの顔」「自分が怒ったときの体」を描いてもらう。目がつり上がる、頭を赤く塗る、手を青く塗るなど、子どもによってさまざまな表現になるでしょう。すると、子どもは「怒っているときに自分はこうなるのだな」と「怒り」を理解できる。「自分の感情を知ることで、ほかの人の感情が読めるようになるのもアンガーマネジメントの効能」です。「顔が真っ赤だから、〇〇君は怒っている」「△△をすると、〇〇君は怒る」など、相手の怒りが理解できるようになるため、友だち関係も円滑になります。