私はかつて怒りで大きな失敗をして大きな後悔したことがあります。その時はわかりませんでしたが、後から思えば自分の中のいら立ちの感情が元凶になっていました。失敗は一瞬ですが後悔は長く続きます。その後、それがわからず悶々としながら、人付き合いが億劫になっていましたがアンガーマネジメントを知った時に初めて、自分のモヤモヤに理由がついたことで納得できました。怒りの感情というものをそれまでの「感覚」ではなく理論的に理解したことに衝撃を受けたのを今でも覚えています。と同時にこれからは自分の感情に責任を持つという考えが生まれました。あのままいっていたらキレる中年、キレる老人になっていたかもしれません。失ったものは戻ってきませんがその経験を元にアンガーマネジメントのファシリテーターとして講座や研修などを通じて同じような悩みを抱える人に伝えることができればと思います。人を救うというにはあまりにおこがましいですが、学んだことを他に伝えることができるという連鎖が必要だと思います。全国にいるアンガーマネジメントの先生の中にも、自分自身で怒りの感情で後悔をしたことがあるという人はたくさんいます。世に広めるにはたくさんの人のサポートが必要です。