親が怒りっぽいと、子どもも怒りっぽくなってしまうことがあります。うちの子、感情の起伏が激しくて怒りっぽいです。何とかしてほしいと相談を受けることがありますが、カウンセリングをする際、お母さんもとても感情の起伏が激しく、怒りっぽいなあと内心思うことがほとんどです。たとえば、「親からいつも怒鳴られている子どもは、人と接するときや人になにかをしてもらいたいときには怒鳴るようになる」といった具合に、子どもは無意識に親の行動をまねるようになります。行動だけでなく感情も模倣するため、親が怒鳴っているのを見た子どもの脳は、子ども自身が怒鳴っているときと同じ活動をするのです。ですから、「子どもをキレやすい人間にしないためには、親は自分の行動を振り返って見直すしかないのです。親自身が普段の言動に気をつけて生活することが大切なのです。