アンガーマネジメントは怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。ところで上手に付き合うってどういうこと?アンガーマネジメントは「怒らなくなること」を目指すのではなく、怒る必要があることは「上手に怒れるようになる」、怒る必要がないことは「怒らなくて済むようになる」を目指します。その線引きが自分で出来るようになるといいね。それが上手に付き合うということです。私自身、アンガーマネジメントができないときは、ずいぶんとしくじっていまだに後悔している事もあります。生活や仕事をしていれば怒らなきゃいけないことは必ずあります。逆に怒らなくていいこともいっぱいある。自分の判断でその線引きがコントロールできるようになれれば怒りでの後悔は必ず少なくなっていきます。わたしたちを苦しめるのは「怒り」そのものではなく間違った怒り方をてしまった時や上手に怒れなかったとき、自分自身に残る「後悔」です。怒ったあと、晴れ晴れと気分爽快になりますか?大なり小なりモヤモヤと残るものがきっとあるでしょう。それが「後悔」の始まりです。だから線引きができるようになることが大切なんです。言い換えれば、自分が「後悔」をしないために怒りの感情をコントロールするんです。