部下からの報告が遅いとイライラする人はどんな「べき」があるのでしょう。「報告は早くするべき」「報告は部下からするべき」「上司を待たせるべきではない」自分が部下の立場だった時のことを思い出してください。「こんなこと聞いてもいいのかな」とか「こんなことぐらいで上司の手を止めたら、迷惑かな」と思ったことはありませんでしたか?部下には部下なりの聞けない理由があるものです。こんな時は・・・「わからないことがあったら聞いて」じゃなく「聞いてもいいかを迷った時点で聞いて」と言いかえてみましょう。相手に「こうすべきだ」と求めるのではなく、自分がほんのちょっと言い方を変えるだけで、報告は早く上がってくるようになります。それだけでもイライラは随分と減るでしょう。わたしたちは怒られる立場から怒る立場になると、つい怒られる側の気持ちを忘れてしまいます。自分自身が子供の頃に大人から怒られた時の素直な気持ちを思い出すと、「どう声をかけるか」よりも「どう声をかけられたら自分は答えやすかったか」を考えるとよいでしょう。