今、感情のコントロールができない人が3人に1人はいるそうです。苦手という人は、実に5人に4人だそうです。たとえば相手を自分の思い通りにさせる手段として怒りの感情を使う人がいます。本意でなかったとしても、つい大きな声で怒鳴ってしまう人も多いでしょう。なぜつい怒ってしまうのか。それは怒ることが1番簡単でラクだからなんです。子供の頃に怒ることで相手をコントロールしようとする癖がついている人は、大人になってもそれをつい使ってしまいます。それもラクだからです。感情のコントロールが苦手でプライドが高く、些細なことで傷つき、それを隠すために怒りに変えて相手にぶつける人。価値観が自分と同じじゃないと許せないという考えが、自分を苦しめていることに気づかない人。少し意見が違っただけで自分を否定されたと思いイライラしてしまう人。それは身近な人であればあるほど強くなります。アンガーマネジメントができる人がもっと増えれば、今までよりはギスギスした衝突が減って、少しは生きやすくなるのかなあと思います。自分の感情ぐらい自分で責任を持ちたいものです。